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歴史と伝統・日本オープンゴルフ選手権と日本ゴルフ界の未来

公開日: : 最終更新日:2015/08/30 ゴルフ, ゴルフトーナメント関連

アダム・スコットは参戦表明したけれど

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↑以前プレーにいったときの写真です、いいコースです

 

日本の男子プロゴルフツアー第41週、10月16日から開催される第79回「日本オープンゴルフ選手権」。1927年に行われた時の初代チャンピオンは、アマチュアの赤星六郎さんだったらしいです。そのときのコースは今も名門中の名門である程ヶ谷CC。

今年は千葉カントリークラブ梅郷コースで行われます。ここでの日本オープンは2回目ということですね。季節もいいし非常に楽しみにしていますけども、。

昨年は千葉CCからも、ほど近い茨城GCで行われました。日曜日が天候不良のためサスペンデッドとなり予備日である、月曜日が最終日になってしまいました。茨城GCは都心からも近い名門クラブです。天候の影響はあったとは思います。ただそれにしてもギャラリーの数は、なんとトータル5日間で1万人を下回るという事態だった。

これは、その時のゴルフ雑誌なんかでも取り上げられて話題になりました。去年の大会には、石川遼、松山英樹の両選手は出場していません。今年はユニクロがスポンサードしている関係でしょうが、アダム・スコットが出場しますね。そこで問題は、なんで日本ゴルフ界のスターである、石川、松山両選手が出場しないのかなぁ、ってことなんです。

ダンロップフェニックスには2人とも出るらしいですが、まあスポンサーとの関係はさておき、この日本一決定戦であるはずのナショナルオープンになぜ?と個人的には不思議でなりません。

 

USPGAは10月開幕ですけど、それに出場するために、という理由ではあまりに弱いと感じています。以前にも書きましたけど、日本のゴルフ界はもう大ピンチです。べつに煽っているわけではありませんけども。

東京に住んでいるので、そこの部分では偏見になるかもしれませんが、20代30代の男性は本当にゴルフをしない。このままいくと2015年問題といわれているゴルファー人口の急激な減少。そしてゴルファー自体のプレー回数も減っている。プレー代の単価も下がる。その先はゴルフ場も経営難で、その地域の雇用もなくなってしまう悪循環でしょう。

なぜかゴルフ界だけデフレのような印象です。道具も売れない。練習場も平日昼間は閑散としている。ティーチングプロは必死にやって時給1000円みたいな状態はあまりにさみしいです。お客さんがいればいいほうで奪い合いになってしまう可能性もあります。

もちろん世界で活躍するプレーヤーは応援すべきです。石川、松山がマスターズで優勝争いしたら、イチ日本人ゴルファーとして凄く嬉しい。

ただですよ、その前に日本のゴルフがダメになっちゃったら、その価値に気づく人もいないわけで意味がなくなってしまう。ここのところはしっかり考えるべき問題だと思っています。

日本体育協会でも不祥事があったりオリンピック関係でも変なゴシップが出てました。

昨年、日本プロゴルフ協会も問題を起こしましたから、その一員としてぼくも気を引き締めなきゃいけないと思います。しかし石川選手、松山選手の2人がなんで2年続けて出場しないのか、その理由は主催者に、よく考えてほしいのです。

もちろん選手は自主的に出るべきだと思います。ただ資格がないという理由であればJGAのほうから特別承認する、という話をもっていって欲しい。

日本オープンの権威があって、この大会が盛り上がってこそ、その他のトーナメントも選手たちも、すべていい意味での恩恵を受けられる。そういう中心的な大会にしなければいけないと思いますが、とにかく主催のJGAに今の現状を改革する意志があるとはとても思えないのです。

なんといっても日本ゴルフ界の総本山ですから、ここに危機感がないと駄目でしょう。安倍首相のゴルフ好きは有名ですけど、この日本オープンゴルフ選手権には内閣総理大臣杯がついているわけですから、なにかメッセージを送るとか、なんとかならないのでしょうか。スポーツに政治がどうのこうのっていう話じゃないですけど、東京オリンピックには多額の税金も使われます。そこにゴルフも正式競技として入るわけですので。

JGAの安西会長、もう80歳を超えてます。年齢は関係ないとしても就任してから、もう10年以上の長期政権。日本体育協会の会長時代から数えると20年以上です。

やっぱり若返りを図って組織の体質を見直してですね、海外に出ているスター選手にも何らかのアクションを起こして、特別な理由がなければ出場する、という決まりにしてもいいんじゃないか、とも思っています。ジュニア育成という話ならば、子供たちはUSPGAよりも自分の国でやってる2人を生で見たいでしょう。

ダンロップスポーツだって、そのほうが長い目で見たら、いいのではないかと。結局、長期的スパンでゴルフ界全体を見ていけるのは「日本ゴルフ協会」、JGAしかないんですよ。

ワンマンでも構わない、ただ日本のゴルフ界に情熱を傾けて、改革を断行できる会長に変わらなければいけない時期だと、ぼくは強く思います。この先は危険な話になりますので止めますけども。

まあ一般人から選ばれたほうがね、。今は大衆的なスポーツになりましたから。

以上、終わりです。すいません。最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
最後に日本オープンは日本人に優勝してもらいたいです!

 

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