まだ間に合う東京オリンピック辞退か国内会場変更への議論
7月27日(水)の午後に書いていますけど、都内の天気は曇りで気温も25度くらい。とても一年で一番暑い時期とは思えません。
今日も都内をちょっと移動して人々を眺めてプールで泳いでいたら、いろいろな気づきがありました。
東京都心部はバブルに近い状態だと感じる
至る所で新築のビルを建てている異常な光景
これから書くことは、あくまでも東京の片田舎出身の僕の目線で感じたことを書いてみます。
現在の日本の首都は東京です。
例えば格差社会とか世代間格差とか、少子化とかそのような問題が山積しているなかで(これは全国どの地域でも同じでしょう)、それら全てを東京で解決できるかというと全くそうではありません。医療費の問題も同じです。
渋谷近辺などを日中歩いていると皆さん暗い顔をしている。寝ていないんじゃないかな、とも思える方も多い印象でした。
これは今日だけではなくて、ここ数か月間は、ほぼ毎日見ているので大体あっているのではないかと思っています。
そんな中でもビルの工事はドンドン進んでいるのが不思議で仕方ありません。
あくまで土地にしか価値を見出せない社会に問題がある
東京には本来観光名所なんてほとんど無いといっていいと思う。
ただし皇居が有りますから、それは象徴として今現状では不変である必要があると思っています。
しかし、その他の文化的スポットや過去の歴史遺産は思いのほか少なく、
古くから伝わるお寺や伝統行事なども高齢化と共に縮小傾向なのは間違いない。
1980年代のバブルとは高齢化の問題、生産性の低さ(クリエイティブな職種も含めて)、若者の意欲の低下などで、全くもって比較できません。
東京オリンピックまで4年を切った
今現在は確かに高度な医療や高度な教育を受けることができるのは東京が一番かもしれません。
地方からの人口流入もしばらくは続くと予想されている。
先祖代々都心に住んでいる人は相続税が払えなくなったり、マンションの容積率緩和など好条件がある場合などデベロッパーの営業に乗せられてしまう。
土地さえあれば銀行はお金を貸してくれます。
そこに何らかの補助金や容積ボーナス・規制緩和があれば、マンションを建てて賃貸なり分譲してしまえば一瞬にしてキャッシュフローは改善する。
ましては超低金利時代ですから、なおさらですね。
さてここまで書いてきましたが、過去に一度失敗した土地神話を持ち出して、再びビルを建て続けるのか。
選択肢としては国が買い取るなどして(税制優遇するなど、、法律は分かりませんけど)、もう少し都心部に隙間を作るのも一つのアイデアだと思っています。
でもこれは競争社会を否定しているわけではありません。むしろ不動産に頼らない競争を促したいと思っているのです。
イノベーションを起こせるチャンスがあるにも関わらず、目先の安定した利益が取れる土地を利用し、それを最優先にビジネス展開することは、10年後の日本にとっては不幸な結果になるような気がしてならないのです。東京の問題だけではありません。
東京が飯のタネにされてはかなわん!
最期に東京生まれの人間として一言だけ。
まとめて考えてみると2020年の東京オリンピック・東京パラリンピックを背景に世界中から、主にアジア方面だと思いますが、不動産への投機マネーがかなり入っている。
東京株式市場の60%は外国人投資家ですけど、それとは分けが違います。
街には人が住んでいます。安全も担保されなければいけない。特段の観光スポットもない東京にあまりにも多すぎる人を集めることは、僕には意味不明にしか映らない。
名古屋のセントレア(中部国際空港)は相当の評価を受けているそうですね。
このまま突き進むと最後に一番損するのは日本人でしょう。2020東京オリンピック・パラリンピック開催に関しての議論はぜひして欲しいと思います。ギリギリかもしれない。でも今はまだ日本が世界に対して、その交渉をできるだけのパワーがあると思うから。
将来の若者に巨大な高層タワーを残すことは負担にしかならないような気がしています。まずは東京オリンピックを白紙に戻す勇気を政治に期待したい!
2016年07月27日 会田陽平
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